ローマ在住中にバチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂にて、ローマ法皇から直接洗礼を受け以後、数々の神秘体験と共に、タロットリーディングや靈氣、ヒーリングを本格的に学び始める。
特にコロナ禍の中で、多くの死者やコロナ患者を出したイタリア ロンバルディア州で、一切外出禁止の中、あらゆる世代のイタリア人にヒーリングとタロットリーディングを行なってきた。
産まれた時に負った身体への障害と心の傷
両親の離婚
シングルマザーとなった母との二人三脚生活
母の恋愛や再婚
祖父母との難しい関係
縁遠く会う事が全くなくなってしまった父への怒りと苛立ち
私はタロットに出逢うまで、こんなにも波瀾万丈で不幸だという在り方に加えて、他人軸で生き、第三者の目で自分を低く評価し続ける、がんじがらめの人生を送ってきました。
自己肯定感を育てる大切さ、自分の人生を生きる素晴らしさなど皆無に等しかった。
人が悪い、運が悪いと全て自分の外側に原因を作り出してきた人生...
そんな生きグセは、当然イタリアでも変わる事はなく、
ご縁あってキリスト教を学び、洗礼を受けるにあたって勉強していた期間も、洗礼を受けた後も正直とても不幸なままでした。
ローマでの生活は怒りでどんどん荒み、恋愛を含めた人間関係は常にトラブルばかり..
仕事でのリストラ、3回も泥棒に家をめちゃくちゃにされたことなどの結果、頻繁にひどい偏頭痛や腹痛、嘔吐を繰り返すようになっていました。
全てが誰かのせいという考え方が基盤にある以上、もちろん結婚生活もうまくいくはずがありません。環境を変えたら、全てが変わるのではと期待を寄せて夫婦でミラノに住まいを移しましたが、すぐに別居という形になり、離婚問題で辛い日々を送ることになりました。
法律上、イタリアは別居から離婚まで、幾度か市役所に呼ばれ、数年を要するのが普通なので、精神的にもかなり追い詰められてしまいます。自国ではないという事も更に孤独さに追い打ちをかけました。
体重がみるみる減り、そして突如コントロール不能になるほどに込み上げる怒りと涙..
良い意味でも悪い意味でも、どん底状態にいる自分を認めたくない…受け入れたくない…友人の家に犬と共に住まわせてもらい、本格的に歌をやっていた事から劇場での多くの合唱の仕事をこなし、アジア食材を売るお店でも毎日働き、習い事の一貫として、ヒーリングを学んでみたいと思い、靈氣の講座を受けました。
そんなある日、アジア食材のお店に一人のお客さんがやってきました。
引っ越しで家にあったよくわからないタロットを処分したいんだけど、誰かタロットに興味がある人にあげて欲しいと。
それが私とタロットとの最初の出会いでした。とてつもないど迫力の絵!!という印象でしたが、そのタロットデッキが歴史的にかなり貴重なデッキである事は何となく理解できました。
それは、ソラ・ブスカ・タロットというデッキで、ミラノのセルベッロー二家出身のブスカ公爵夫人が所有していたコレクションで、タロットカードとしては、78枚が揃っている事が確認された初めてのデッキと言われています。
15世紀後半にイタリアで製作されたとされるこのソラ・ブスカ・タロットは、世界中で最も使用されているライダーウエイト版タロットにも大きな影響を与えているデッキです。
しかし、タロットへの興味は全くありませんでしたので、、お客さんが置いていったそのソラ・ブスカデッキをレジの下に置きっ放しにしておきました。
ところがそれ以後、タロットの勉強に導かれて行くような出来事が起きたり、別の現存している最古のタロットデッキ(15世紀中頃にミラノ公爵がミラノで作らせたタロットデッキ)もミラノで誕生しているという事を知り、ミラノがタロットの歴史上とても重要な街と知った途端にタロットへの意識と興味が一気に湧き上がり、カードを手に取ってみたくなったのが始まりです。
もちろん、お客さんが置いていってくれたそのソラ・ブスカデッキは私の所有となりました。
『靈氣を学びながら、タロットも勉強する』…それまで心も身体も完全に置き去り状態だった自分と向き合えるようになったのは、タロットの知識を得れば得るほどに恐れや不安、弱さ、自分への不信感が浮き彫りになるような出来事に遭遇しても、それらの出来事を全く別の角度から少しづつ見始めるようになれたから。
感情の波に一時的に呑まれても、人生が楽しいと思えるようになったのには驚きでした。タロットの読み解きがあまりにも楽しくて仕方がない自分の人生を初めて大切だと思い始められたのは、生きる智慧をタロットが与えてくれたからです。
ミラノは、世界でもコロナの影響が最も大きく、大打撃を受けた場所です。人との接触が完全に閉ざされ、訪問禁止、200メートル以上の外出禁止、許可証携帯でのスーパーへの買い物と少々の犬の散歩が許されたのみで、私がしていた3つの仕事も全て打ち止めになり、街は完全なゴーストタウンになりました。
家にこもりきりという状態が約一年。そしてイタリアの家族は、狭い空間に大人から子供まで大人数、大家族というケースも少なくありません。皆がそれぞれ味わった事のない恐怖を抱え、不安との戦いが始まりました。
仕事も失い、お給料もいつ出るのかわからない、何人も知人が亡くなる、コロナにかかってしまったら一人暮らしの私と愛犬の生活はどうなってしまうのか?もちろん心配事は山ほどありました。
しかし、私のタロットへの情熱が私をしっかりと支えてくれるのです。私は、今自分に出来ることを考えました。訪問禁止で誰にも会えなくなってしまいましたが、ビデオ電話で色々な世代の人にリーディングをしたり、学校閉鎖で家にこもりきりになった子供達がこっそり私の家に来ては、遊びながらタロットやオラクルカードを見に来る..この前代未聞のコロナという危機を乗り越えられたのは、タロットを通して私自身が多くの人達に支えられ、絆をより深める事ができたからです。
タロットは、私達の魂の学びと成長を促すため、本来の私達自身の輝きを取り戻すために、投げかけた質問には忠実に信頼と誠実さを持って答えてくれるものです。向き合うべき問題により深く向き合おうとする私達の姿勢には、必ず芯から味方になってくれる素晴らしいツールだと考えます。
タロットには、一切私達に向けたジャッジはありません。むしろ、成長過程や生きていく上で出来上がってしまった様々な固定概念を私達から取り除こうと色々な秘策やアドバイスをくれる背中押しの応援ツールなのです。
マリアニベスのタロットルームに来てくださるあなたが、是非心を開いてカードと向き合って頂けますように精一杯のお手伝いをさせて頂きます。
まずはご相談ください。